CSR REPORT 2015
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35環境活動CGC GROUP CSR REPORT 201567店舗で食品廃棄物をリサイクル食品残さ262トンを堆肥化食品残さ生かし循環型農業原信、ナルス[新潟県]フレッセイ[群馬県]にしがき[京都]廃食用油のリサイクル甘みの強いミニトマトを栽培人気のトマトになっていますビニールハウスを暖めるためのボイラー燃料に使用店の廃食用油を提供原信、ナルスでは、食品廃棄物の廃棄目標金額を部門ごとに算出、実績を週ごとに分析し、お店が主体となって廃棄対策を繰り返した結果、2014年度の廃棄率(売上金額に対する廃棄商品額の割合)を0.54%に削減することができました。食品廃棄物を減らすことは環境目標にも掲げており、全従業員の意識が高まったことが削減要因のひとつになりました。2014年度で食品廃棄物のリサイクル実施店舗数は67店舗になりました。また、新規リサイクルの委託先も開拓しており、2014年度は食品リサイクル率を向上させることができました。食品リサイクル法の順守の観点からは業種別目標値である45%を達成しました。フレッセイは2007年から、主商勢圏の群馬県前橋市にある店舗を中心に、地元で産業廃棄物の収集・運搬・中間処理をおこなう業者と連携し食品残さを肥料化する取り組みを進めています。2014年度は14店舗から排出された262トンを堆肥化しました。業者が専用車でフレッセイ店舗を巡回し食品残さを回収、それを農場内にある大型コンポストで30日間発酵させた後、特殊培養液をミックスして上質な肥料に仕上げています。京都府京丹後市を中心に28店舗を展開するにしがきは本部・商品センターから排出される食品残さを堆肥飼料にして、5年前から循環型農業に取り組んでいます。1日約800㎏の生ごみを処理機(写真左上)で発酵させています。センターに隣接する農地3haを借り受け11月〜翌2月はイチゴ、5月〜8月はきゅうり(写真右上)、5月〜9月までにトマトなどを栽培し、店舗で販売しています。店で揚げ物などの商品作りに使った食用油を回収し、地元の農業生産組合に提供。廃食用油をビニールハウスのボイラー燃料として利用していただいています2007年に施行された改正食品リサイクル法に対応するため加盟企業各社は食品廃棄物の発生抑制・リサイクルに積極的に取り組んでいます。

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