CSR REPORT 2015
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05CGC GROUP CSR REPORT 2015コーペラティブ・チェーン(Co-operative Chain)は、同じ理念・目的をもつ独立した意欲的な小売業者が協業した同志結合体の組織を指しますこのチェーンに加盟する企業は、相互扶助の精神にのっとり、共存共栄を図るとともに、各々の有する経営資源を持ち寄り、商品、物流、システム、情報等を共有することで、個々の企業の利益=チェーン全体の利益の創出を図っていかなければなりませんCGCグループが志向するコーペラティブ・チェーンは、加盟企業の独自性を尊重し、各社の協業活動への積極的な参画により、その総意をもって決定した共通の戦略課題に挑戦することで、個の利益と全体の繁栄を調和・発展させていくものであります123地域企業が共同して、流通の革新を図り、生活者の安全と健康と心豊かな暮らしに貢献するグループ基本理念「異体同心」(「一人ひとりの力は小さくても、皆が同じ気持ちで事にあたれば大きな力を発揮できる」という意)——この言葉に、協業活動に携わる者の基本的な心がまえが集約されています。CGCグループ創立時から、よく集まり、よく話し合い、心を一つにして協業活動に取り組んできた結果、CGCグループの現在があります。東日本大震災の際には、グループをあげた支援活動、個々の加盟企業同士の助け合い活動など、日頃、協業活動の中で培ってきた「利他の精神」が、同時多発的に、当然のように発揮されました。激変する時代や環境に合わせて、集まり方や話し合う内容は変わっても、自主独立の気概を持ちながらも相互扶助の精神を共有したコーペラティブ・チェーンを発展させるために欠かせないのが、上記の基本理念です。ここには、加盟企業、CGCジャパン、地区本部それぞれの立ち位置、心の持ち方が明快に描かれています。加盟企業を主役とし、その各々の独自性を尊重しながら、意欲的に協業活動に参画することで、個々の加盟企業に生ずる利益の総和として捉えられるグループ全体の利益を創出し、極大化していく活動に取り組んでいます。また、この基本理念は、協業活動を具体的に執行するCGCジャパン、地区本部の基本的な行動規範でもあります。

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