CSR&CSV REPORT 2018
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CGCグループは北海道から沖縄まで全国物流網を築いています。地球環境保全と持続可能な社会づくりに向けて、物流業界や加盟企業、メーカー、問屋と協力しながら輸送方法の見直し・最適化を行っています。物流問題にも環境視点環境活動環境活動の取り組み● ラルズ、シジシージャパン モーダルシフトの仕組みと効果(1本当たり14kgとして)従 来鉄道コンテナ利用25%削減従 来鉄道コンテナ利用162.3t65.4t60%削減年間CO2 排出量年間コスト杉の木6,921本分全国の産地からの青果物を北海道へキウイラルズシジシージャパン玉ネギかぼちゃにんじんブロッコリー: 青果物: グローサリーみかんなど商品配送の効率化の取り組みとして、包装段ボールのモジュール化を推進しています。商品が入っている段ボールの大きさをパレットのサイズに合わせて無駄な空間をなくすことで、保管効率と積載効率を向上させています。CO2削減にもつながります。CGC商品の開発手順に「サイズパレット面積80%以上」の項目を入れ、徹底を図っています。2018年4月時点で、グロサリーのCGC商品全品のうち72.4%が面積率80%以上となっています。今後も、各メーカーと調整しながら、改善を進めていきます。広域物流をモーダルシフト全国の最適な物流網の構築を目指すCGCグループでは、輸送手段も見直しています。トラックや運転手不足の課題を抱える中で、環境面からも重要な位置づけとなるのが鉄道コンテナ輸送への転換(モーダルシフト)です。2017年12月、シジシージャパンと加盟企業のラルズ(北海道)、日本貨物鉄道(JR貨物)、全国通運の4社で構成する「モーダルシフト推進協議会」の取り組みが「平成29年度グリーン物流優良事業者表彰」において「経済産業省商務・サービス審議官表彰」を受賞しました。この賞は、持続可能な物流体系の構築に、特に顕著な功績があった取り組みに対して贈られるもので、今回は、輸送手段を小売側(着荷側)が決定することにより業界の商慣習の改善を行ったこと、トラック輸送を鉄道輸送に切り替えることにより、CO2排出量を削減したことなどが評価されました。段ボールモジュール化の推進包装段ボールのモジュール化のイメージラルズ、シジシージャパン モーダルシフトの仕組みと効果段ボールの大きさをパレットに合わせることで保管効率、積載効率を向上31CGC GROUP CSR & CSV REPORT 2018

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