ふれ愛交差点 2018年9月号
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秋の節句に長寿を願う 9月9日の重ちょう陽ようの節句は、五節句(人じん日じつ=1/7・上じょう巳し=3/3・端たん午ご=5/5・七夕=7/7・重陽)の一つで、平安時代に中国から伝わりました。古来中国では、奇数は縁起の良い「陽数」といい、陽数の中でも、最大である「九」は、最も縁起の良い数字とされていました。それが二つ重なる9月9日は「重陽」と呼ばれ、おめでたい節句として、盛大なお祝いが行われたようです。 この日は別名「菊の節句」と呼ばれ、無病息災、長寿を願い、邪気を祓はらう香りを持つ菊花を浮かべた菊酒や、菊のあえものなどを食べる風習がありました。栗の収穫期に重なるため、「栗の節句」とも言われます。庶民の間では、生気に満ちた旬の食材である栗を栗ごはんにして食べ、収穫への感謝や五ご穀こく豊ほう穣じょうを祈ったのです。縁起のよい奇数が重なる日に邪気を祓い、長寿と五穀豊穣を祈る菊と春菊、かにの酢のもの123菊は花びらをはずし、春菊は葉をつむ。かには食べやすくほぐす。鍋に4カップほどの熱湯を沸かし、塩小さじ¹⁄₃(材料外)を加え、春菊をサッとゆでて冷水にとり、長ければ食べやすく切って水気をしぼる。同じ湯に酢大さじ1(材料外)を加えて菊を入れ、浮かないように箸で押さえながら2分ほどゆでて冷水にとり、水気をしぼる。器に2とかにを盛り合わせ、Aを混ぜてかける。1人分44kca塩分0.6g調理時間15分重ちょう陽ようの節句9月9日材料(4人分)食用菊…1パック(80g)春菊…100gかに(むき身)…150gだし汁(または水)、酢…各大さじ2 砂糖、しょうゆ…各小さじ1 塩…少々A取材協力/一般社団法人和食文化国民会議2

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