ふれ愛交差点 2019年12月号
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縁起食材のいわれ1人分を盛る時はおせち料理には昔から受け継がれるいわれがあります。それぞれの意味を知ることで、おせち料理の楽しみが広がります。皿に盛る時も、重箱と同様、料理の種類は奇数にします。おせち料理の定番・祝い肴三種(黒豆、数の子、田作り)を入れて、ほかは見た目と味のバランスを見て、盛りつけましょう。数の子にしんはひと腹の卵の数が多いことから、これにあやかり、子孫繁栄を願います。田作り(ごまめ)小魚は田畑の肥料に使われたことから「田作り」または「ごまめ(五万米)」と呼ばれ、五穀豊穣を願います。黒豆“まめ”は元来、健康、丈夫を意味する言葉で、家族がまめまめしく(勤勉に)働き、まめ(健康)に暮らせるようにと願います。地中深く根を張るごぼうのように、家の基礎がしっかりと、安泰であることを願います。祝い事にふさわしい酒の肴、「黒豆、数の子、田作り」の3種で、これに餅があれば、祝いの食事になります。黒豆や田作りをたたきごぼうに代える地域もあります。【祝い肴三種】栗きんとん紅白なますきんとんは「金団」と書き、財宝のような黄金色であることから、縁起がよいとされています。細切りの大根とにんじんを、祝い事に使う紅白の水引に見立てています。ぶりぶりは成長するにつれて名前を変える出世魚であるため、縁起物とされています。紅白かまぼこ紅色は邪気を祓う色、白は清らかさを表す色です。縁起のよい色の組み合わせです。昆布巻き昆布は「よろこぶ」につながるとして、祝い事には欠かせない縁起のよい食材です。伊達巻き書物や絵画の巻物に似ていることから、学問にすぐれ、文化的に発展することを願います。煮しめ見通しのよいれんこん、長く育つごぼうなど数種の素材を煮て合わせ、仲のよい家族を表します。えび腰の曲がった老人のような形から、家族が元気で長生きできるようにと願います。たたきごぼう おせち料理は、元々は「お節せち供く」といい、元日と五節句*と呼ばれる節目の日に神様にお供えし、感謝の気持ちを持って神様と一緒に食べる節句料理のことでした。そのうち、一年で最も大切な節目である正月を祝う料理を指すようになりました。 重箱に料理を詰めるのは、「めでたさを重ねる」という意味があり、重箱の各段に詰める料理の種類は、縁起のよい奇数とされています。 不老長寿を表す松葉や難転の語呂合わせで厄災を祓はらう南天の葉など縁起がよいとされる飾り葉をあしらうと、華やかになります。また、黒豆やなますなど、くずれやすい料理や汁気がある料理は、小さな器を用いると、うまく詰められます。一年の始まりを祝うおせち料理で、家族の無病息災を祈願します。*1月7日の「人じん日じつ」、3月3日の「上じょう巳し」、5月5日の「端たん午ご」、7月7日の「七しち夕せき」、9月9日の「重ちょう陽よう」のこと。18

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