プロジェクト
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プロジェクト座談会
「生鮮事業部 惣菜デリカチーム」

No.1ヒット商品
やきとり誕生秘話

生鮮事業部惣菜デリカチームでは、揚げ物やお弁当、業務用冷凍食品等の開発から営業までを一貫して行っています。
今回は、惣菜デリカチームで人気No.1商品である「やきとり」が誕生した経緯から、
メンバーの日々の仕事と想いに迫ります。

  • 前野 拡

    Hiromu Maeno

    生鮮事業部
    惣菜デリカチーム
    営業担当・商品開発サブ担当
    2016年入社

  • 菅野 美紗

    Misa Sugano

    生鮮事業部
    惣菜デリカチーム
    事務担当
    2017年入社

  • 木村 亮太

    Ryota Kimura

    生鮮事業部
    惣菜デリカチーム 係長
    商品開発・営業担当
    (やきとり開発当時、受発注担当)
    2011年入社

  • 栗林 亮太

    Ryota Kuribayashi

    生鮮事業部
    惣菜デリカチーム 係長
    商品開発・営業担当
    (やきとり開発当時、受発注担当)
    2008年入社

ヒット商品やきとりのヒントはピザにあった。

やきとりは今日の惣菜デリカチームの看板商品となっているそうですね。どのような経緯で誕生したのですか。
栗林

現在のやきとりが生まれたのは7年ほど前。私は当時も惣菜デリカチームに所属して、営業を担当していました。やきとりそのものは以前から商品としてあり、10年ほど前も人気だったのですが、年々売り上げが下がっていて「何とかしないとね」と話していたのです。そんな時、当時の商品開発担当のチームリーダーだった佐藤が、ある店でピザが紙のシートに置いてあるのを見て「これだ!」ということになったのです。

ピザを見て、やきとりの商品開発を思いついた?
栗林

はい。一般的なやきとりは、包装資材を開けると、ビニールの上にやきとりがバラッと並べられた状態になっています。それを店舗スタッフが1串ずつやきとりを業務用のステンレストレーに並べ、タレを付けてからオーブン等で焼いて、売場用のトレーに移して店に出していました。でも、業務用のステンレストレーに並べるのに手間がかかるし、品出し後も、トレーのタレを洗い落とす必要がありました。「現場に答えはある」という言葉がチーム内でよく語られるのですが、佐藤も売場でそうした作業を見て「自分ならやりたくない」と思ったそうです。売り上げが低迷している原因はこれかもしれない。そう考えていた時、加盟企業でピザが紙の上に並べられているのを見て、やきとりもこれで焼いたらラクなんじゃないかと。

売り上げが下がっていたのは、味ではなく、バックヤードでのオペレーションに問題があったと。
栗林

そうなんです。出せば売れるのは分かっているけど、面倒だからやらないといったお店があって、今回の紙トレーを使ったやきとりを開発することになりました。包装資材をビニール製から紙製に変えたことで作業を大幅に減らした商品です。紙トレー上にやきとりを一列に10本並べ、それを5段1ケースとして包装しています。業務用のステンレストレーに並べる時は、紙トレーごとポンと置くだけ。その上でタレを付けて、焼きあがったらやきとりは店頭に出し、あとは紙トレーを捨てるだけ。洗う手間も省けます。面倒な作業をせずに、タイムリーに品出しできるという切り口で発売しました。

それはすごい。それでヒットにつながったのですね。
栗林

今はチームNo.1の商品として、私が担当する東北・北関東エリアで多くの店舗に発注をいただいています。でも、最初から売れたわけではなく、販売当初はかなりの在庫を抱えていたと聞いています。

木村

私は入社直後の7年前、やきとり等の受発注業務を行っていました。確か、加盟企業からは高いとよく言われましたね。紙トレーの分だけ従来品よりコストがかかりますから。「並べるのも手間じゃない、すぐに終わるし」という声もありましたね。

抱えた大量在庫。窮地を救ったのは?

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それがどうして今はNo.1商品に
なったのでしょう。
前野

営業担当は基本月1回の全国の加盟企業が集まる会議と、各エリアの地区会議で商品提案を行っています。私も営業として商品の魅力を熟知して加盟企業のバイヤーとコミュニケーションを取りながら、採用いただけるようにプレゼンテーションします。ただ、CGCグループは協業組織ですが、加盟企業それぞれが独立した企業です。提案してもなかなか採用に至らないこともあります。

栗林

あの時は、ある大きな加盟企業が最初に採用いただいたのがきっかけです。「これ、便利だし、売れているよ」と他の加盟企業のバイヤーにすすめてくれたことでブームのようになり、多くの加盟企業で採用いただけるようになりました。

前野

私たちが100回「いいですよ」とおすすめするよりも、加盟企業から1回「いいよ」と言っていただいた方が他の加盟企業には響くことが多いです。その最初のお店をいかに生み出すかが営業の腕の見せ所であり、ヒットの鍵だと思います。やきとりが人気商品になった背景には、バックヤードの作業軽減が課題になっていたことを、商品を開発した佐藤が分かっていたからだと思います。近年はますます人手不足が社会問題になり、おかげさまでご購入が爆発的に増えています。

そんな人気商品ですから、在庫管理は大変でしょうね。
菅野

私は2018年の入社後から惣菜チームに所属して、先輩に教えていただきながら、モノとお金の流れを管理しています。パソコン上でデータと向き合うことが多いですが、画面の数字の動きが、先輩たちのがんばった成果や、お客様の笑顔の表れであることに気づいて、とてもやりがいを感じています。欠品はせっかくご来店されたお客様のご迷惑になると同時に、販売機会のロスにつながります。できるだけ避けるためにも、これまでの販売動向等から商品の売り上げを予測して、必要に応じて商品開発担当や営業担当に働きかけています。

栗林

どれだけ売れるかを見通して原材料を買い、日本に持ってくる量を決めるのは商品開発担当の仕事。一方、加盟企業からの発注量を把握するのが受発注担当の仕事です。例えば、在庫が500ケースあって、毎日100ケースずつ加盟企業から注文が来ているから、あと5日でなくなることが分かります。受注データを見ながら、リスクが発生しそうな時にアラームを鳴らす司令塔のような役割を担ってくれています。

木村

やきとりがNo.1商品なのは、商品開発の力だけではなく、その魅力を伝えようと加盟企業と蜜にコミュニケーションを取る営業担当と、その注文を受け止め、店舗までしっかり届ける受発注担当、そして、なにより加盟企業のみなさんの力があってこそだと改めて思いますね。

No.1ヒット商品の、その先にあるものとは。

そのようにやきとりをNo.1に育て上げたみなさんが、やりがいを感じるのはどんな時ですか。
栗林

紙トレーのやきとりも最初は受け入れてもらえなかったように、加盟企業へ商品を提案しても「いらないよ」と言われることや、逆に商品が欠品してしまって「すいません」ということも正直あります。その分、「あのやきとり、よく売れているよ」「スタッフが便利って言っていたよ」といったお褒めの言葉をいただいた時は、もっと喜んでもらいたい、もっとお客様を笑顔にしたいと思えてがんばれます。会社にほめられるより、バイヤーにほめられたほうがうれしい。店舗のため、お客様のためになったのだという実感が、私のモチベーションです。

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木村

結果が如実に数字に出るのが、この仕事の面白さ。消費者が買ってくれないとお店にも仕入れてもらえませんから、数字はお客様の笑顔の証です。実績を見ることが、やりがいにつながります。

菅野

私はまだ加盟企業のバイヤーと直に接する機会は少ないのですが、先輩に頼っていただけると素直にうれしいです。私が商品を円滑に届けて、先輩たちに安心して商品開発や営業活動をしてもらえるようにしたいです。

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生産地から売場までを熟知した商品開発、
全国の加盟企業と密につながっている営業担当、
ものと商品の流れを管理する受発注担当。
そんなみなさんが集まるからこそ、優れた商品を、
全国に提供し続けることができるのですね。
木村

CGCでは約1,600種類もの商品を開発しています。その豊富な実績とノウハウはCGCの大きな強みです。事前に情報共有は必要ですが、交渉の場では会社の代表として自分の裁量で動かします。しかも場合によっては担当者が1億、2億円という金額をその場で決めることもあります。それにより開発のスピードも違ってきますし、相手との信頼関係も築きやすい。それが商品力として現れていると思います。

栗林

食品は、安全はもちろん、おいしさが大切だと思っています。お客様が食べた時においしいと感じていただければ、二度、三度と買っていただけるはずですから。でも、せっかくおいしい商品も、それが店頭に並ばなければ買っていただくことはできません。やきとりが人気なのは、商品開発と営業担当、受発注担当が、お客様の「おいしい」をゴールに、毎日の業務に取り組んでいるからこそです。お惣菜は毎日の食卓においしさと楽しさを届けるもの。これからもお客様にたくさんの笑顔を提供できるように、私たち惣菜デリカチームは人と商品と売場に向き合っていきます。