CSR REPORT 2017
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31環境活動CGC GROUP CSR REPORT 2017スーパーマーケットの悩みごとや課題実態調査で浮かび上がってきた加盟企業の課題には、次のようなものがあります●自治体のリサイクル処理施設が少ない●民間企業のリサイクル受入施設や再生する委託業者が少ない、利用料金が高い ⇒その結果、「食品のリサイクル率が高まらない」●資源ごみなどの発生を抑制するだけでは限界がある。フードバンクの取り組みも検討中●リサイクルの処理費用が高いなど、企業が負担するコストの抑制などが課題●リサイクルの実施委託料金が高く、使用量の集計が煩雑で手間がかかる●自社努力の削減は限界にある。容器包装の種類が多いのも課題加盟企業の現状を把握し、掲げられた課題を、会議や勉強会のテーマに組み込んで学び合っていますA.A.  食品リサイクル関連について  容器包装について●家庭ごみの持ち込みや不分別のごみ投棄が増えている。店舗人員が少ないため、資源ごみの回収などの業務が多くて困っている●資源ごみの回収量が多く、作業負荷が大きい●冷ケースの入れ替えの負担が大きい  店舗での悩みごとお答えします!志岐さんが次世代の環境配慮型スーパーを目指そうCGC全国環境会議顧問(ガイアドリーム社長)志岐 秀明さん24時間使い続ける電力やセルフサービスによって買われずに残ってしまう食品の廃棄物が増加している点です。それらを削減するための新しい設備などが開発されていますが、いずれも高額な投資が必要となるため運営コストの削減がカギとなります。災害時にはライフラインとなるお店では、非常時の電力供給も必要で、自家発電設備も検討しなくてはなりません。こうした投資でも、CGCグループでまとまることで、コストダウンを図ることができるはずです小売業の環境課題は?質 問質 問資源の枯渇、埋め立て処理問題や気候変動への対応など、未来に向けての課題解決は始まったばかりです。5年後、10年後の夢を描きながら新しいことに挑戦し、経営に組み込んだ次世代の環境配慮型スーパーマーケットを目指していきましょうまずは廃棄物の発生の抑制と売り切る努力です。その上で、お客様が利用されない食品を寄付してもらうフードバンク活動への参加や、循環型リサイクルの導入があります。低炭素化の仕組み作りも検討すべき課題です。資源循環は命の循環と言えます。仕組みを整えたり、変えることで新たな命が生まれます企業対応で重要なポイントは?廃棄を減らす方法は?今後の取り組みは?質 問環境負荷となるマイナス要因を減らす活動です。電力などのエネルギー、廃棄物、放出されるフロンなどの削減努力は、生産するより数倍困難です。企業の取り組みでは、全従業員の意識の統一が重要ですが、まずはトップの強いリーダーシップが欠かせません質 問A.A.

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