CSR&CSV REPORT 2018
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食品など消費財の包材適正化については、自治体ごとに一定の基準が設けられていますが、十分に機能しているとはいえません。原料が高騰した2000年以降は外装設計を見直さずに中身の減量だけが行われ、特に菓子、加工肉商品など容器と中身のバランスが合っていない「スカスカ商品」が増加しました。これらは物流の生産性や売場スペースの効率を悪化させるだけでなく、多くの無駄なごみを発生させています。大袋菓子は過剰包装を見直すだけで陳列スペースを50%以上創出することができ、ごみの削減にもつながります。CGC商品だけでなく、業界全体で包材の適正化が進むように働きかけています。CGCグループは大袋のお菓子やバンドル売りしている加工肉の包材適正化や賞味期限の延長などに取り組んでいます。容器包装資材を減らし、資源の無駄やゴミの削減(焼却時の二酸化炭素の削減)、配送効率の向上につなげています。環境負荷低減する商品開発環境活動環境活動の取り組み「大袋のお菓子」や「バンドル売りしている加工肉」などの中で中身の容量と比較して容器包材がかなり大きい「スカスカ商品」が溢れています。容器包装資材を減らすことで資源の無駄の削減、配送効率の向上による二酸化炭素の削減にもつなげています。こうした商品の容器包材が適正化されれば、無駄なスペースが削減され売場に空きが生まれ、より多くの商品を品揃えできるようになります。CGCグループではPB商品の包材の適正化を進めると同時に、食品業界全体にも働きかけています。包材の適正化運動を推進シジシージャパン企画本部 部長直井 寿【旧商品】【新商品】50mm15mm〈商品例〉「明治 大人のきのこの山・たけのこの里」〈袋チョコ棚割〉 内容量を変えずに空気を抜き、縦・横とも縮小した棚割イメージ[既存棚割][商品縮小後]内容量そのまま、包材27%カットリニューアル前の大きさ1.ゴミの削減2.生産性の向上・売場効率・作業効率の改善・物流効率容器包装削減の取り組み52%の新たな売場を創出!!3尺+2フェイス の売場を創出52%29CGC GROUP CSR & CSV REPORT 2018

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