CSR&CSV REPORT 2022
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事例紹介寄付つき商品で食品ロス削減 高知県のサンプラザは2021年10月1日〜11月14日まで、食品ロス削減と生活困窮者等の支援を目的とした寄付つき商品販売キャンペーンを実施しました。この企画は10月の「食品ロス削減月間」に合わせて農林水産省から助成を受けた実証事業。期間中、対象商品154品の販売1点につき1円を同社が拠出し、対象品に値引きシールが貼られた場合は1円を追加拠出しました。対象商品は、商品配送にかかる環境負荷を減らすため地元・高知県内メーカーの商品や生活必需品を中心に選定。拠出額は43万509円にのぼり、対象商品の中でもロスの発生しやすい当日製造・当日消費期限の商品については、20%の廃棄ロス削減効果がありました。拠出金は高知県内の3つの福祉団体に寄付し、子ども食堂支援などに役立てられています。事例紹介食品廃棄物を肥料に再生し寄付 三重県のぎゅーとらは店舗で排出した食品廃棄物のリサイクル活動に力を入れており、生ごみや魚アラは肥料、廃食油などは油脂製品原料に再生利用しています。肥料は農家に寄付するほか、2018年からは園芸福祉(障がい者施設利用者と職員が協働して園芸作業を実施)を取り入れた県内の花園への寄付も実施。花の育成のため、年間70トン(30万円分)を提供しています。事例紹介沖縄のサンゴ礁再生を継続支援 九州シジシーは、2011年から沖縄のサンゴ礁保全活動「つなごう未来!守ろう美ら海プロジェクト」を実施しています。この企画は九州、沖縄地区の加盟企業で販売した「CGC 牛乳」などの対象商品の販売1点につき1円を拠出しサンゴ礁の再生のために寄付するもの。21年度は300万円を有限会社海の種に贈呈し、サンゴの苗858本が読谷沖に移植されました。2011年からの累計は5,272本にのぼります。対象商品は地元の商品を中心に選定。地産地消で配送などの環境負荷も削減食品リサイクル肥料で育てられた花園「かざはやの里」のあじさいプロジェクトの寄付金を手渡す九州シジシーの正司祐三社長(右)44サンプラザ[高知]ぎゅーとら[三重]九州シジシー

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